2008年08月30日

新たな沖縄問題、学テ

高い失業率や、全国最下位の県民所得と並んで、二年連続全国最下位の学力テストの結果は、ゆゆしき事態だと観ています。新たな沖縄問題が生じてきた気もします。最下位ながらも、昨年、全国平均の2倍だった無回答率が、1.3倍にとどまるなど、わずかながら改善の余地は見られます。先進諸国が工業社会から脱却をし、知識を土台とした経済社会への移行が、世界の流れである以上、学力と経済力の関係は益々深まります。私は、甲子園や芸能に励む子供たちを、周りの大人たちが激励するのと同じ様な気運を、学業に励む子供達にも注ぐべきだと思います。子供の教育環境を改善出来るのは、親であり教師であり、つまり、いつの時代でも、大人達の姿勢にこそ、解決策の取っ掛かりがあると思うのです。後、昨年の決算委員会で、「就業援助を受ける生徒と成績には因果関係は無い。そんな事はあってはならない」との答弁が、私の質問に対してありました。しかし、事実認識と価値判断の混乱は、社会政策上、最も避けなければならない部分です。この部分の更なる調査も必要です。基本的な生活習慣の修得や、学ぶ喜びを効果的に伝えるなど、様々な対応策が論じら
れていますが、「学力が無くても沖縄の子供達は素直だから良いさぁ」という、問題そのものを黙殺する様な、声があることは、宜しくない、と、考えています。
  

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2008年08月29日

バラクオバマ指名受託演説

「赤(共和国)のアメリカも、青(民主党)のアメリカもない、あるのは、ひとつのアメリカ合衆国だけだ」。オバマ候補の真骨頂は、多種多様な価値観や主体の中に共通項を見いだし、共感力と連帯感でもって、人々を鼓舞し、行動を促すことができる、雄弁力に尽きると思います。本日の指名受託演説は、政治史に残る、名演説ではなかったのではないのか。政治に言葉の持つ力を取り戻したという、功績も大きなものがあったと思います。
  

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2008年08月28日

伊藤さんのお父さんは立派です

世界の恒久平和への祈りを込めて創設された、沖縄平和賞で、はじめての犠牲者が出てしまいました。アフガニスタン東部のジャララバードの報道によると、現地で医療活動に長年従事しているペシャワール会の伊藤さんが、お亡くなりになってます、、、 故伊藤和也さんのお父さんは、立派でした。タリバンを恨むでもなく、日本政府を恨むでもなく、ただ、一言、「和也、よく頑張ったね」と云いたいです、と。こういう、サムライが、武士がいるからこそ、日本人の肯定的なイメージが保たれていると思います。今は、只、ご本人のご冥福、そして、家族が悲しみに耐え得るように、祈るだけです。

  

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2008年08月28日

モンスターピアレンツ

散髪をしていたら、たまたま店のテレビで、モンスターピアレンツの特集がやっていました。「給食費を払っているんだから、いただきますを子供に強要するのはおかしい」とか、「保育園の弁当の日は、弁当箱と中身と明記しないと、箱だけを持ってくるケースがあるので困る」等々と、実話に基づいたケースが色々と紹介されていました。気になったのは、学校側の対応です。現場の教師が使命感を持って生徒と対峙しているにも関わらず、教育委員会や学校長が、事なかれ主義に流されている場面が映像として流されていました。最終的に教育は、親の責任に尽きると思うのです
  

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2008年08月26日

しまくとぅば

沖縄JCに所属しています。しかし、月一回の例会にすら、十分に出席できない幽霊会員です。いい仲間が多いので、可能な限り関わりを、持つつもりです。今月は、久々に、例会に出席しました。講師が、ウチナーグチと琉球史の指導をしている、比嘉ばいろんさんでした。ウチナーグチを使いながら、「教育の現場でウチナーグチを正式に教えるべきだ」、「沖縄の家は全て、赤瓦に戻すべきだ」、「沖縄の護岸を全て取っ払い、元の海岸線を再現すべきだ」という主張は、共感するとこも多々ありました。特に、ウチナーグチ、しまくとぅばの、敬語を駆使して、聴衆を鼓舞するトークには、非常に引き付けられました。最後に守るべき文化とは、くとぅば、そのものだと痛感しましたが、ウチナーグチがほとんど分からない自分が、根無し草のような気がして、勉強しないといかんなぁ、と、思いました。言語を学ぶというのは、英語や中国語やポルトガル語だけではなく、自らのウヤファーフジが、使っていた言葉も、教育に取り込むべきです。このままでは、沖縄語は滅んでいく不安を持つのは私だけではないと思います。後、ウチナーグチを使うと、ウヤファーフジとDNAが
喜ぶ気もするのです。
  

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2008年08月26日

竹富町長選挙の応援で

昨日から石垣に入っています。本日は、自民党推薦の、ナネ元候補の出陣式でした。朝から、繁華街や観光地には、多くの観光客、移住者が街に溢れ、極めてアジア的な空気も漂ってます。昨晩は、竹富町議や与那国町議らと懇親会をする機会がありました。竹富や石垣の将来だけでなく、道州制や中国と台湾の関係と動向、そして、日米安保と、与那国島への自衛隊誘致などの是非を巡り、闊達な意見が飛び出し、改めて、国境の島々を中心とする世界観の多彩さに刺激を受けました。
  

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2008年08月24日

「政治とは、人を幸せにする仕事だ」

八月は、祭りやビーチパーティーなど、多くのイベントがある月です。普段、コミュニケーションを取れない方々との、語らいをする貴重な機会でもあります。「国場さんは、休みはあるんですか」と、尋ねられると、ハタと、考えてしまいました。八月の週末の様に、みんなが楽しんでいる休日の場に顔出しすることが、声無き声を拾い、絆を深める場でもありますので、積極的に足を運ぶようにしているのですが、すると政治家の仕事とは、みんな楽しんでいる時にも動くので、サービス業のような、そして、究極のボランティアの様な、その定義を考えさせられます。最近、改めて思うことは、「人を幸せにする仕事、それが政治だ」ということではないかということです。
  

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2008年08月23日

青年リーダー研修会

選挙管理委員会が、若者の投票率向上の為、毎年、開催している研修会です。その中で、各政党別の若手政治家がパネリストとなって、討論会を行う部門もあり、約三時間、道州制と雇用と観光、そして、若者の投票率を如何に上げるのかというテーマで、六名のパネリストと論じ合いました。「政治に関心を持ってもらう工夫が足りない」、「若い人が関わっていると、同世代も関心を持ちやすい」等々、会場からの学生の活発な意見にも、啓発されました。コーディネーターの沖縄国際大学の前津教授が、「政策討論を通して、有権者を意識付け出来る若い世代が台頭してきたことを心強く思います」と、講評していました。私は、政党は違ってても、同世代の政治家の時代認識と問題認識の一致点が数多く見いだされて、とても有意義でした。
  

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2008年08月22日

サルバドールダリ

世界の広さと、沖縄の歴史と文化の結節点の一つが、沖縄観光の起爆剤として、記録され、記憶される、ダリの、海洋博記念イベントに寄せた作品です。この作品を沖縄に残す為の運動が、立ち上がっていまして、私の周辺も賛同者が増えつつあります。沖縄に来たら、サルバドールダリをはじめ、世界最高水準の芸術作品が観れるので、ぜひ、来たい!と、いう、観光誘客戦略に関わって戴ける方は、0988616813(国場幸之助宛て)に、御一報、宜しくお願いします。
  

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2008年08月22日

JA沖縄農業経営危機危機突破生産者大会

政治は、国民のためにあります。国民には、消費者と生産者がいて、政府与党は、消費者庁の新設等の取り組みの中で、生産者軽視か!という声が、ある会合の中でありましたが、消費者保護と生産者の健全経営支援は、必ず、良きベクトルで、連動するものです。農業生産者の昨日の大会には、私も参加しましたが、参加者約三千人の方々のプラカードに掲げられた切実な訴えを観るに、緊急措置の必要性を痛感します。WTO農業交渉における「砂糖」の重要品目への位置づけ確保、原油高騰対策、バイオエタノールの生産拡大への対応、投機マネーの横暴への国際的監視体制の確立等、やるべき課題は山積しています。もはや、生産者の自助努力では、如何とも出来ない窮地です。
  

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2008年08月19日

家族の絆

本日は妻の誕生日で家族で祝いました。誕生日は、本人に、おめでとうを言う日だけではなく、両親にありがとうを言う日だと、思います。 そして、家族の絆を再確認する、大切な日です。わずかな時間ではありましたが、堪能できました。 あと、今晩は、縁あって、ハーバード大学の博士課程の研究員と、飲む機会がありました。社会人類学を専攻し、研究テーマが、沖縄のエコツーリズムでした。「沖縄の観光地で、どこが、印象に残りましたか」と、尋ねると、「セーファーウタキ」と話してました。岡本太郎さんの文章にも同様な内容があった気がして興味をそそられました。
  

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2008年08月19日

「中央公論」九月号

舛添厚生労働大臣の「観客型民主主義が医療を崩壊する」という記事は、然り、という感想を持ちました。秀逸な内容だと思います。経済面に於ける、新自由主義の危険性に警笛を鳴らす発言は多く聞かれます。しかし、民主主義の危機に対し、危惧の念を抱く言説は、余り、聞かれない。特に、選挙の洗礼を受ける政治家の立場からすると、言いにくい空気が存在しているのは、事実です。しかし、医療や介護や年金といった、社会保障の分野に於いては、特に、冷静なる議論を積み重ねる必要があります。専門姓の高い分野でありますが、現場を把握しつつ、研鑽を積んでいきたい。
  

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2008年08月17日

今日は一句

「浦商の 無念ととに 終わる夏」。毎年、夏の終わりは、沖縄代表が甲子園で涙をのんだ瞬間から始まる気がします。感動と勇気を与えてくれた、選手と関係者の皆様には、心から、「ありがとうございました」、と、言いたいです。話題は変わりますが、八月は、戦争と平和を考える月でもあると思います。今晩の、NHK教育の十時からのETV特集、「シリーズBC級戦犯」は、是非観たい。
  

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2008年08月16日

国頭村挨拶廻り

私の、四代目の先祖である、 国場幸禄の時代に、廃藩置県で、国場家は、那覇から国頭に生活の拠点を移しました。それから、幸直、幸太郎、私の父の幸治と、国頭には、長年、育んで戴きました。本日は、お盆で廻れなかった国頭村の関係者と会し、祖父、幸太郎の墓参り、大叔父、幸昌の墓参り、そして、曾祖父の幸直の家、並びに、拝所を訪ねました。偶然に、叔母夫婦と会い、ウヤファーフジの長い歴史を、一時間半くらい聞くことが出来ましたが、極めて、貴重な機会でした。人間社会は、人間存在だけではなく、人間関係によって成り立ってます。そして、人間関係とは、歴史的関係も、当然のこととして、内包しています。改めて、お盆という、精神文化の偉大さに畏敬の念を抱かざるを得ません。帰りに、国頭祭りにも顔を出しました。ここも、やっぱり、原点だなぁ、と、痛感しています。多くの知人と語らい、志の伝播をしています。
  

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2008年08月15日

舛添大臣と医療関係28団体からの要請式

3日間の舛添厚生労働大臣の在沖は、多くの功績を残したと思います。沖縄愛楽園の慰安訪問、北部病院産婦人科医師不足対策、ドクターヘリの増機、認可外保育園の支援、地域ふれあいデイサービス事業等々、様々な、施設訪問を行い、方向性を示したと思います。医療関係28団体からの要請内容は、「毎年の二千二百億円の削減反対」でしたが、それに対し、大臣は、「削減は政府方針ではあるが、毎年の削減は限界にきつつある。タバコ税の七百億円を活用し、千五百億の削減にとどめる方向性も模索している。いずれにせよ、年末までが戦いだ。基地交付金でドクターヘリを活用したり、ふるさと納税を生かす方法も検討すべきだ」と語っていました。「医師不足も深刻な問題だが、医師の偏在という課題は依然として残っている」とも明言していました。
  

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2008年08月15日

浦添商業見事な勝利!

お盆のウークイで、親戚の家を廻りながら、浦商の試合を応援していました。復帰世代の自分には、むしろ、新鮮に聞こえるんですが、「沖縄は、若い人に助けられているさ。これで、沖縄が、ナイチャーからバカにされることもないさぁ」という、話を親戚縁者から聞かされると、高校野球の活躍という枠を越えて、浦商ナインの素晴らしいプレーに、心からエールを贈りたい。一方、政治や経済の分野で、沖縄全体、日本国民を、インスパイヤー出来ているのかと、自問自答をすると心許ない限りです。
  

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2008年08月15日

八月十五日

「終戦記念日」でなく、「敗戦の日」として、私の中では受け止めています。そして、「United Nations」を、日本、ドイツ、イタリアの枢軸国に対抗する、26カ国の勝利国を意味する「連合国」と訳さずに、「国際連合」と訳している点は、時間が経つほど、歴史の真実が風化する気がします。国連憲章の第53条、107条には、敵国条項が今も存在し、日本を含む枢軸国に対しては、国連憲章に違反する行動があった場合、国連決議に拘束されることなく、軍事制裁が認められています。本日は、ウークイ、の日でもあります。無数の死者の上に、今という時代があるという事に思いを巡らせ、二度と絶対に戦争が起きない世の中の建設と、人間の安全保障の普及を考え、ウヤファーフジに心から感謝をしつつ、あの世とこの世を繋ぐお盆という、精神文化の偉大さと貴重さを、みんなで、再確認する日でありたい。
  

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2008年08月13日

舛添厚生労働大臣来沖

昨日から、舛添大臣が沖縄に入っています。本日は、認可外保育園、礼邦学園の大臣視察に、島尻安伊子参議院議員と同行しました。沖縄県の認可外園児の待遇向上の為、政府として出来ることは真剣に取り組みたい、という趣旨の発言、並びに、大臣の事前勉強の成果でありましょうか、沖縄の児童福祉に対する現状把握力には、感銘を受けました。昨年のクリスマスに、南部地域の約10カ所の認可園、認可外園の園児の激励に、サンタクロースの格好をして、訪問したことがあります。お昼時でありましたので、認可園と認可外園の食事状況を見ることが出来ました。その内容の、圧倒的な格差には、愕然とし、ショックを受けました。認可外園への給食内容の改善には様々な取り組みがなされてはいるものの、まだまだ道半ばです。子供の未来に責任を持つ事は、大人の責任であると同時に、社会全体で、子育て支援全体への取り組みも、政治の緊急の課題です。
  

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2008年08月12日

自民党員感謝の集い

今晩は、自民党員の感謝の集いを開催したところ、お盆前の慌ただしい中、そして、急な案内にも関わらず、おなが那覇市長や具志県連会長をはじめ、多くの方々にご参加戴き、誠に、感謝感激の日でした。1955年の結党以来、自民党は一貫して国民政党を銘打っています。国民政党とは何なのか?それは、国民から絶えず必要とされている政党、と、いうことです。これからも諸先輩が綿々と構築してきた歴史の上に、新たな自民党を県民、国民の目線で体制内改革を断行していきながら、自民党内の腐敗した部分を、果敢にぶった切っていきます。そして、信頼回復と、民衆大衆から必要とされる政治の復権に全身全霊で取り組んでいく決意です。
  

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2008年08月12日

久米島視察

自民党県連、一区支部で、久米島視察に入っています。長年の懸案事項である、旧具志川村の中央・新興通り会(久米島空港真泊線・宇根仲泊線)の拡幅を通り会の方々から要請を受けました。それから、兼城港のターミナル配置の件、バイオマスで世界中の注目を集めつつも、亜熱帯気候、つまり、日本国内では沖縄でしか栽培できない、ジャトロファの研究開発普及への取り組みも見ることが出来て、感激しました。久米島一周道路が頓挫している理由、奥武島漁港地域の砂堆積問題は、町の支援だけでは困難な状況である現状、そして、定住人口の低迷や、9万4983人という観光客数の伸び悩みを、高速船の導入やゴルフ場の建設等を活用し、今後、どの様に打開していくのか。様々な課題に対し、結果を出せる自民党でありたい、と、参加者との絆を、心底、確認し合った、視察調査でした。  

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