2021年04月20日

米国訪問に関する報告

 本日は菅総理の米国訪問に関する報告と
質疑が本会議でありました。

 各党からの質問を通し、成果と課題が分かりやすく
観えてきたのは意義があることです。

 多くの議員から、台湾海峡の平和と安定の重要性、
平和的解決についてという部分が取り上げられて
いましたが、台湾海峡の安全は、日米にとどまらず、
中国にとっても世界にとっても、望ましい事です。

 日米の自由と民主主義体制と、
中国の権威主義体制との対立というトーンの報道が
殆どですが、政府が一元的に情報を独占し、上下下達
で命令がいきわたる体制には、個人の自由や人権や
尊厳や民主主義を守る余地が欠落してはいまいか。

人間の理性を過度に重んじ、無謬な情報を政府は収集し、
統治に活用できるという状態がいつまで続くのか。

 「衆知を集める」という価値のもとで、市井の、民間の、
大衆の、そして、地域の活力を生かせる自助、共助こそ、
国家の発展に生かせるのでは。
 
 いま手元にある資料では、2014年の外務省のASEAN
諸国でのアンケート、その内容は、最もパートナーとして
望ましい国はどこかというアンケートで、
日本が一位であり続けているのは、軍事力や経済力を超えた
価値と振る舞いと理念、そして、実践こそ、信頼を勝ち取る
姿勢である気がします。

 

Posted by 國場幸之助 at 23:33│Comments(0)
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