2022年09月09日

国防部会開催の為、明日は、もう今日になりましたが、日帰り上京します

 明日の、もう今日になりましたが、
国防部会の関連資料を観ています。

 最初の議題は、
ハラスメントの根絶に向けた措置に関する
防衛大臣指示等について。

 防衛大臣の指示にあるように、ハラスメントは
基本的人権の侵害であることは無論、
部隊行動を基本とする防衛省、自衛隊において、
隊員相互の信頼を失わせ、精強性を揺るがす
許されない行為です。

 その根絶を図るため、全自衛隊を対象とした
ハラスメントに関する特別防衛監察を実施し、
対策の抜本的見直しのために有識者会議も設置し、
その結果に基づいて早急に、改善策に取り組むと
聞いています。

 米国国防省は2006年以来、年次報告書を出し、
改善と予防に取り組む独立部署を立ち上げ、
対策を強化しているようです。

 議題の2番目は、4年に1度のロシアの大規模軍事演習
「ボォストーク2022」について。

 2018年の参加人員は29万7千人、今回は5万人。

 しかし、私が注目したのは、4年前の参加外国軍は
中国、モンゴルですが、
今回は、中国、モンゴルに続き、インド、ラオス他、14ヵ国が
参加し、過去最多となっている点です。

 そして、インドの参加。

 インドは、クワッドのメンバーですが、対ロ制裁には
加わっておらず、歴史的に中国との緊張関係、
ロシアとの友好関係があります。

 読売新聞の記事によると、インドが参加するのは
陸上演習、75人のみで、海洋、航行の自由を重んじる
クワッドに配慮した内容であるとの記事には納得できました。

 4年前にはなかった、不当占拠する北方領土での演習も
言語道断であり、私も2度参加した、ビザなし交流を一方的に
破棄するのも怒りを感じましたが、その一方で、元島民の
墓参には影響しないとロシア外務省の声明がありました。

 また、米国防総省によると、ロシアは、北朝鮮にまで、
砲弾や弾薬の提供を要請する程、追い込まれている様です。

 三番目の議題は、第2回日印外務防衛閣僚会議についてです。

 インドに関しては、産経新聞の宮家邦彦氏の産経新聞の記事が、
非常に参考になりました。

 インドの国家戦略は、かつては非同盟、いまは戦略的自律。
クワッドの目的は、インドをエンゲージし、特に、中露に
接近させないこと、最低限でも中立を維持させることだ、
という洞察は納得です。

 4番目の議題は、第11回ソウル・ディフェンス・ダイヤログについて、
です。

 韓国国防部が主催する国防次官級の多国間安全保障会議です。

 シンガポールは、2002年からイギリスの国際戦略研究所が主催する
シャングリラ・ダイヤローグが開催されています。

 我が国も、平和創造国家として、積極果敢に、多国間安保会議を
主催すべきです。

 昨年初めて、太平洋諸島の国防大臣級会議を主催した様ですが、
太平洋諸島は、パプア、フィジー、トンガしか軍隊を持ちません。

 日本も、万国津梁国家として、重層的に多角的に中長期的に、
多国間国防会議を主催すべきであり、そこにも寄与できる
ふるさと沖縄でありたいと感じています。

 

 

 

Posted by 國場幸之助 at 00:12│Comments(0)
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