2022年09月14日

部会を振り返って

 国防部会の担当となりましたが、
私よりはるかに優秀な部会役員に恵まれ
ましたので、小野寺調査会長のご指導を
頂きながら、衆知を集める国防部会にして
いきたいと考えています。

 改めて安全保障環境は多岐にわたり複雑で
重責であると痛感しています。

 防衛省からは随時、ブリーフが入りますから、
非常に勉強にもなります。

 先週金曜日からの動きとしては、
特別防衛監察となったハラスメント対策関連では、
不起訴処分となっていた男性自衛官3人について、
郡山検察審査会は、不起訴不当となりました。

 全自衛隊を対象にしたハラスメント調査に関する
特別防衛監察は極めて重い。

 今後、防衛力の抜本的強化のための必要な防衛力の
内容、予算、財源の確保や、国家安全保障戦略、
防衛大綱、中期防の改定といった戦後の安保政策の
大きな転換期にありますし、国会のスケジュールにも
影響を与えかねない内容です。

 だからこそ、信頼回復を急ぎ、国民の理解や支援が必要です。

 そのためにも、現場の自衛官をはじめとする防衛省全体の
国民からの信頼は極めて大切ですので、緊張感と使命感を
持って臨んでいきます。

 ロシアの戦略的大規模演習の「ウ"ォストーク2022」には、
今回、中国、インドなど14ヵ国も参加していますが、
国後島や択捉島を含む断固許せない演習も行っていますが、
そこにインドが参加を検討していたことは、我が国にとって
北方領土がどういう意味を持つのか、十分にインドに
伝えきれていない事は重要な課題です。

 北方領土では所在部隊が対着上陸訓練を実施したと
公表されていますが、今後は訓練を実施させない為の
激しい抗議と、インドに限らず、訓練参加国や国際社会で
ロシアを追い込む取り組みにも粘り強く継続すべきです。

 日印の外務防衛の2プラス2では、海上保安当局の協力進展や
サイバーセキュリティー覚書や経済安保の面でも議論を強化する
事は、FOIPやアセアンのAOIPといった重層的な枠組みも確認
でき、それは大きな収穫です。

 日本が議長国となっている本年の、西太平洋海軍シンポジウム
及び国際観艦式に、ロシアの招待を取り消すことは6月に決まって
いますが、韓国、中国の招待には様々な意見がありました。

 

Posted by 國場幸之助 at 19:22│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。