2022年09月19日

北朝鮮からのミサイルを想定した住民避難訓練には

 総務省消防庁が、北朝鮮からの弾道ミサイル発射を
想定した住民避難訓練をすると発表し、
対象の8道県10市町村の中に、沖縄県は、与那国町と
那覇市が入っていました。

 全国47都道府県、市町村は1724ある中、11月30日
は与那国、来年1月21日は那覇市で、国と共同する
県内初の訓練が行われるのは、意義があります。

 北朝鮮のミサイル開発は脅威的に加速しています。

 かつては、発射にあたり数日間時間がかかり、充填すると
保存ができない液体燃料が中心でしたが、いまや、
発射の兆候を事前に探知するのが難しい固体燃料に
切り替わっています。

 発射の秘匿性、即時性も高まり、発射台付きの車両、
鉄道、潜水艦から発射実験をしていると推定されます。

 低空を変則的な軌道で飛翔し、マッハ10の極超音速
ミサイルの発射など、我が国のミサイル防衛能力を
超えかねないレベルにまで達しています。

 南西諸島は、2016年に与那国島に沿岸監視隊が新設され、
2019年に奄美大島に中距離地対空誘導ミサイル運用部隊、
地対艦誘導ミサイル運用部隊、宮古島に駐屯地新設、
2020年に地対艦誘導弾部隊、地対空誘導弾部隊、
2022年には奄美大島に電子戦部隊、
石垣島にミサイル部隊等の駐屯地新設、
与那国島に航空警戒管制部隊、2023年に電子戦部隊と
この数年間の南西諸島の防衛の強化は急速に進んでいます。

 我が国の弾薬の備蓄が北海道に7割集中し、九州沖縄に
1割しかない現状の是正も必要ですし、国民保護法で指定された
避難施設も安全性の高い地下施設は全体の約1%、沖縄県には
6ヵ所ありますが、先島地域にはありません。

 住民避難訓練の際にも、南西地域の情勢、我が国の抑止力の
現状と課題等の情報提供する貴重な機会としても考えています。

Posted by 國場幸之助 at 16:07│Comments(1)
この記事へのコメント
国防・国民保護はとても重要な課題です。
それにはお金が必要。
だからこそ、自分で蒔いた種が元で殺された人間を何十億も掛けて弔うなんて、もっての他だ。
政教分離が出来ない自民、公明党は国民から淘汰されますよ。
国葬なんて今すぐ辞めさせるべきだ。
税金は然るべきことに使用すべきである。
護送船団方式の政党は潰れるのは時間の問題だ。
もう、これまでの常識や、自民党神話は無くなりますよ。
私の周りは、れいわ新鮮組に投じた人が増えてます。
私もブログで金権政治を非難し続ける。
政治家はもはや商売人・個人的威厳に囚われたものが大多数であり、真に国
民の為に働いているようには見えない。
国も、県も、市町村もお金が無い時代だ。
コロナ禍による影響・エネルギー・資源・食糧問題・温暖化等の環境問題・少子高齢化問題、こんなに重い話しが沢山ある中、国を衰退させているのは政治だと私は確信している。
まずは市町村議会議員から廃止させ、国全体の議員を減らす運動へ繋げたいと考える。
私も・隣にいる人達も・見知らぬ人達も、普通に生きる権利の為に。
Posted by 考え過ぎる毎日考え過ぎる毎日 at 2022年09月20日 23:46
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