自民党全議員懇談会
主権回復を記念する式典について、
全議員の懇談会が開催されました。
日本は敗戦国ですから、主権を回復
するまでは、様々な過程がありました。
私が思い出すのは、佐藤栄作首相が、
1965年8月19日、「沖縄の祖国復帰が
実現されない限り、日本にとっての
戦後は終わらない」という挨拶を、
目に涙を浮かべながら、那覇空港で
行ったという担任の話を、子供のころ、
聞いたことです。
非常に印象的でした。
あと、「君たちは(戦後)生まれた頃
から日本人である初めての世代だ」と
よく言われました。
復帰時代は、米軍の統治下にあり、
本土に行くのもパスポートが必要で、
貨幣もドルであったという時代があり、
占領下ですから様々な人権の蹂躙の
記憶が残っている世代からすると、
4.28は、より複雑な氣持ちでしょう。
私は本日の懇親会で、「式典が
お祝いあってはいけないし、4月28日の
主権回復と沖縄の祖国復帰の5月15日
を合わせて認識させるコンセプトと、
沖縄県知事をはじめ沖縄関係者が参加
出来る内容でなければならない」という
趣旨の要望をしました。
沖縄選出の議員は、全員、発言していま
したが、国とは何か沖縄とは何かを考える際、
避けることが出来ない極めて重いテーマ
であると改めて感じています。