2016年07月24日

地位協定意見交換会

 自民党本部と沖縄県連の、「日米
地位協定の軍属の範囲見直しに
関する日米合意」についての意見交換
がありました。

 軍属の見直しに関する部分のみならず、
参議院選挙を振り返っての感想や、日米
同盟や、戦後沖縄が歩んできた米軍に
起因する事件事故や、自民党本部と
沖縄県民との信頼関係構築の手法等、
自由闊達な雰囲氣の中で、有意義かつ
示唆に富んだ意見交換の場であったと
感じています。

 私からは、
・自民党本部に、沖縄の基地問題と安全
 保障を担当する窓口を常設してほしい。
・地位協定の改定は、国家主権の問題で
 あり、沖縄の問題に矮小化すべきでない。
・沖縄の祖国復帰は昭和47年だが、昭和
 35年の安保改定と共に成立した地位
 協定は、そもそも論として、米軍基地と
 地域コミュニティーが近接する沖縄の
 現状を踏まえていない。
・約1900人の軍属の範囲の見直しは大切
 かもしれないが、在沖米軍は2万8000人
 おり、また、その家族も多数いるという現状
 を踏まえると、米軍基地に起因する事件
 事故を無くすという目的からは、軍属のみ
 を扱うことは、適切ではない。
・日米の共同発表で、運用改善にとどまらない
 一歩進んだ措置となる法的拘束力のある
 政府間文書を目指すとあるが、具体的に、
 期限はいつなのか。
という趣旨の発言をしました。

 今回は、沖縄県連からは、国会議員と県会
議員、そして、党本部より、稲田政調会長と、
橋本外交部会長、大塚国防部会長、そして、
外務省、防衛省、党職員らが一堂に会しての
意見交換の場でしたが、非常に問題意識が
深まり、政党政治主導で、地位協定の改定に
取り組みことを確認しあった貴重な場でもあり
ました。

  

Posted by 國場幸之助 at 23:53│Comments(0)
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