2017年02月22日

予算委員会分科会

 予算委員会も、中央公聴会を終え、
本日は、朝8時から夕方5時まで、
予算委員会分科会が開催されました。

 27日には衆議院予算委員会で採決を
目指し、その日に衆議院を通過させる
スケジュール案を提案しているものの、
野党側は頑なな状況です。

 その理由の一つは、文部科学省の
組織ぐるみの天下り問題です。

 文科省の調査班の中間発表でも、
国家公務員法違反事案等で、27件にも
なっております。

 本日は、予算委員会分科会の副主査と
して、委員長代役等、運営側で関わりました
が、担当した第4分科会の所管省庁が
文部科学省で、16人の国会議員が、
天下り問題を含むそれぞれの立場や見解から、
文教行政の質疑を繰り広げる現場に、立ち
会えたのは新鮮でした。

 文教関連の質疑は、質疑者の意外な体験談
や多様な見識を拝聴する機会も多く、実に興味
深い時間でしたが、その中でも、スイス憲法の
前文に、「国民の強さは弱者の幸福によって
測られる」という言葉を知ったのは、私自身の
中で大きな収穫でした。

 明日は、午前9時から6人の質疑を予定して
おります。
  

Posted by 國場幸之助 at 23:28Comments(0)

2017年02月16日

予算委員会地方公聴会

 先週に引き続き、今週も予算委員会で、
質疑に立つ機会がありました。

 衆議院予算委員会の地方公聴会の
沖縄開催は、初めてということでしたが、
質疑の機会も頂き、地元開催で、大変
貴重なタイミングでもありました。

 意見陳述人は、佐喜真淳宜野湾市長、
富川盛武沖縄県政策参与、石嶺伝一郎
沖縄県商工会議所連合会会長、そして、
前泊博盛沖縄国際大学教授でした。

 予算委員会一行は、公聴会に入る前に、
那覇空港で航空自衛隊のブリーフィングと
スクランブルのデモンストレーションを視察
しました。

 改めて、我が国の安全保障の最前線である
ことを痛感するとともに、選挙区内に、国家
主権の根幹に関わるテーマを抱えることの
責任も再認識しました。

 質疑では、石嶺会長に、「平行滑走路が増設
しても、狭隘な那覇空港の容量拡大に対する
構想と、那覇港との連携について」、
富川参与に、「沖縄振興の将来像と国と県の
役割、そして、国家戦略としての沖縄振興の象徴
として、復帰50周年事業を具体的にどのような
目出しをするのか」、そして、佐喜真市長には、
「普天間の一日でも早い危険性の除去と、抑止力
の維持を両立する安全保障のグランドデザインを
どう描くのか」という、極力、大局的な、骨太な質問
をしました。

 国会でも質問通告性とは異なり、事前通告もない
ので、心地よい緊迫感もありましたが、
「選挙区、政局、大局」の観点から、今後も、故郷に
根差した国家的課題に取り組んでいく所存です。

 

 
  

Posted by 國場幸之助 at 22:08Comments(0)

2017年02月10日

注目の日米首脳会談へ

 日米首脳会談が開催されます。

 最大の焦点のひとつであった沖縄県の
尖閣諸島が、日米安保第5条の適用対象か
どうかという論点は、適用範囲であることを
明確にし、強固な日米同盟の姿が、引き続き、
世界中にアピール出来る見通しです。

 その一方で、自動車をはじめとした貿易
関係や、為替操作で日本は通貨安を誘導して
いるとの発言や、二国間の通商関係の締結
模索など、経済関係では不透明な点も多々
あります。

 大切なのは、安全保障の論議と経済の課題を
明確に峻別し、混同させないことであるに尽きる
と考えます。

 そして、首脳外交も人間の営みである以上、
個人的な信頼関係の醸成を深めることが必須です。

 来週は予算委員会で、外交をテーマにした
集中審議を予定しておりますが、その成果に
期待し、内容を注視し、私自身に何が出来るのかを
考え、実践に努めていきたいと考えます。

   

Posted by 國場幸之助 at 06:15Comments(0)

2017年02月09日

宏池会60周年記念事業と大平正芳会長

 今年は、宏池会創立60年の年です。

 昨年、歴代の宏池会会長の時代を検証
する勉強会で、私は大平正芳会長の担当
でしたが、ご縁のある方へのインタビュー
や文献を沈読する中で、改めて、長期的
視野と哲学的な言動に溢れた、優れた
政治家であったと感じました。

 1978年12月7日の初閣議で、
大平総理は、「日本をめぐる内外の環境は
まことに厳しい。私は政治に出来ること、
出来ないこと、政治のなすべきこと、
なさざることを直接、国民に訴えて国民の
創意工夫と活力を最大限に尊重したい」と
いう談話を発表しました。

 盟友であった田中角栄総理との関係で、
「現実政治の田中、政治哲学の大平」という
表現があったようですが、社会観、歴史観、
政治観、そして、人間観に、それぞれ、
「限界と可能性、そして、弱さと希望」といった
複合的な視座と、そこを補うべく行動力と
権謀術数を駆使できるしたたかさもあったと
感じています。

 アメリカのトランプ現象や、イギリスのEU離脱、
そして、今年軒並み行われる、欧州の選挙に
おいて、右派勢力の躍進が予測されているのは、
自由主義社会、資本主義経済において、大げさな
表現をすれば、「理性」に対する盲目的な無意識
な信頼があり、そのひずみが、不平不満の
受け皿としての極端な政治勢力になっていると
私は分析しています。

 人間は弱さや非合理性の側面があるからこそ、
歴史や伝統や文化に根差した、社会システムの
構築と運営が必要だと記すと、エドマンド・バーク
の「フランス革命の省察」の様な話になりますが、
その面も「聖書」を愛読書としてきた大平哲学に
通じる感があります。

 今後も大平正芳会長に関する文献や証言を
参考に、宏池会の一員として、祖国、故郷に
尽くして参る所存です。


 

   

Posted by 國場幸之助 at 03:04Comments(0)

2017年02月07日

北方領土の日

 本日も、予算委員会が7時間ありました。
集中審議のテーマは、「公務員の再就職の
あり方と行革等」、いわゆる、天下り問題です。

 多くの参考人が招致され、12人の委員から、
質疑が繰り広げられましたが、その内容からは、
組織的なあっせんの存在は否めず、関係者は、
深く反省している。今後は、徹底的な真相究明と
再発防止が、与野党問わず、共通認識となった
感の印象を受けました。

 予算委員会の休憩中の昼に、国立劇場大劇場
で開催された、北方領土返還要求全国大会に
出席しました。

 安倍政権は、これまで16回にわたる日ロ首脳間
の対話を積み重ね、昨年末は、元島民の北方4島
への自由往来と、共同経済開発という新たな
アプローチの提案が合意され、平和条約の締結と
4島の返還に向けた前進を図りました。

 安倍、プーチンという強力なリーダーシップと
安定政権でなければ、領土問題の解決は不可能で、
日ロの両首脳の間に、決着を付けなければならないと
私も考えています。

 その機運をつくるのも、国民の世論の喚起が重要
です。

 北方領土は、国家主権の侵害の深刻な問題であり、
今後も、注視をし、問題意識を持ち、取り組んで
参ります。

 
  

Posted by 國場幸之助 at 21:57Comments(0)

2017年02月06日

予算委員会初質問

 予算委員会で初めて質疑に立ちました。

 本日は、旧暦では私の誕生日でも
ありましたので、貴重な機会のプレゼントと
して、有難くも感じました。

 機会を頂いた理事の先輩議員からは、
「何を聞いても構わない」と云われて
いましたが、テーマの選択として、
「沖縄が抱える国家的課題」、「今国会で
テーマとなりつつも、中長期の時間を
懸けなければ課題解決できない骨太の
問題で、沖縄にも関連する」という基準に
照らし合わせて質問の骨子を組み立て
ました。

 取り上げた質問を以下の6問です。

・天皇陛下の沖縄への御心について
・皇位継承について
・軍民共用の那覇空港の現状について
・嘉手納基地に緊急着陸した民航機について
・在沖米軍基地の管理権について
・島嶼防衛と海洋資源について

 政治活動の原点ともいうべきテーマでも
あります。

 今後も、実現に向けて粘り強く取り組んで
参ります。
  

Posted by 國場幸之助 at 21:53Comments(0)