2017年10月25日

総選挙を振り返って(その1)

 今回の総選挙は、自分自身との戦い
でありました。

 自らが失った票をどれだけ取り戻す
ことが出来るのか。

 この一点に集中し、取り組みを展開
してきましたが、厳しい現実に直面して
おります。

 2012年の初当選の時に獲得した、
65233人の有権者からの信託が、
2014年の総選挙では、53241票と、
11992人もの離反を招いていました。

 今回は、54468票と、1227票増
となっておりますが、初当選時には
遠く及びません。

 3年近い2期目の任期の中で、多くの
県民との接点の中で、一番掛けられた
声、耳に残る言葉は、「沖縄のために
頑張って!」です。

 沖縄選出の国会議員として、「沖縄に
こだわり、沖縄から日本を変える」と主張
してきました。

 沖縄の人間として誇りを持ち、松下幸之助
を尊敬し、宏池会を基軸に政治活動をして
いますので、2009年の2度目の落選以来、
「万國津梁の衆知で経國済民」を政治理念
に掲げています。

 今は、お礼回りを続けながら、多くの声を
聞き、なぜ、失った票を獲得できなかったかを
整理しております。

 本当に多くの支援者、後援者、出会った方々
から、様々な叱咤激励を受けました。

 「民主主義の本質を学ぶには、選挙に出る
のが一番いい」というチャーチルの言葉を
思い出します。

 そして基地問題をはじめとする、沖縄の民意
と政府の方針が対立する案件についても、
「部分の利益より全体の利益を取るべきである
ということではなく、全体性というのは政治的
理性を用いた審議の過程で構成される」という
エドマンド・バークの言葉を引用するまでもなく、
「対話や政治的折衝」なきところに、問題の前進
はなく、その環境づくり、懸け橋としての役割にも
取り組んでいきたい。

 そして、約300回の対話集会から得られた、
母子世帯の教育負担軽減、高齢一人世帯の
介護、年金、保険料、見取りへの不安、公共施設
等に女性トイレが少ないといった声にも応えて
いきたい。

 ポスト沖縄振興計画、復帰50周年事業を県民と
共に考える意味でもよい契機でした。

 本当に多くの皆様にご支援いただき、ただただ、
感謝の氣持ちでいっぱいです。

 特に、各種業界団体が、人手不足で苦慮する
中、選挙協力していただけるボランティアスタッフの
確保等には、本当にいろんなご協力を賜りました。

 「人を幸せにする仕事それが政治だ」。

 随時、総選挙を振り返りつつ、文章を綴って
いきます。

総選挙を振り返って(その1)



Posted by 國場幸之助 at 10:42│Comments(0)
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