2008年05月15日

沖縄復帰36周年記念イベント

昨年は、復帰っ子議員四人でパネルディスカッションを行いましたが、本年は、「新聞は復帰をどう伝えたのか」というタイトルで、琉球新報宮里昭也前会長、沖縄タイムス由井晶子元編集局長のシンポジウムを開催しました。復帰当日の地元二紙を見ると、社会や時代を見る上で、新聞というトータルメディアの偉大さを感じます。時節柄、県議選挙で忙殺され、今年は顔出し位しか出来ませんでしたが、復帰っ子連絡協議会の企画立案能力には、脱帽です。県内マスコミ界の二人の大先輩の復帰時代を語る言葉には、含蓄があり、いい話が聞けたなぁ、と、思いました。復帰世代へのメッセージという問いに、宮里前会長は、「五月十五日には、復帰前後の歴史を紐解き、その頃の時代に思いを馳せてほしい」、由井元局長は、「私は人権問題が沖縄問題の原点だと思う。沖縄の存在価値は、基地の利用だけでは無いという声を出して」という言葉は、心に残りました。奄美からもゲストスピーカーが見えていましたが、日程が詰まっていて中座したのは残念です。沖縄の本土返還が分からない世代が台頭してきたという調査結果があります。復帰っ子世代は、沖縄の戦後を作ってきた先
輩世代と、復帰の歴史的事実を知らない世代を繋げるという、大切な使命を帯びていると思います。

Posted by 國場幸之助 at 21:43│Comments(0)
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