2011年01月29日

前原誠司講演会

幽霊会員ですが、JCに所属しています。私も関わる委員会が前原大臣講演会を企画していたということと、メンバーの結城さんや伊志嶺さんが、「必ず来るべきだ!」という声に押されて、会場に足を運びました。


質問形式が紙に書いて提出する形でしたので、私は、「国家主権を守る重要な政策は有人離島を守ること。そして、沖縄の国境離島はサトウキビの生産しか出来ない島々が多い。TPPの参加意思を表明しているが、海外でも売れる戦略作物だけではなく、国土を守る国防としてのサトウキビ等の農業死守をどの様に考えるのか」という質問を書きました。採用はされませんでしたが、重要な部分です。


あと、「基地と沖縄振興は別の問題。沖縄振興は沖縄へのお詫びと感謝」という発言を連発していましたが、それは不十分な言葉だと思います。地域振興や基地の対価としての予算措置という狭い視野からの発想でしかないからです。本来は、「沖縄振興は国益に直結する。だから、沖縄の皆さんも、沖縄から日本を救うという気概で、未来を切り開いてほしい!」と言い切ってほしかったと悔やまれました。


あと、普天間移設に関しては、「辺野古に移設出来なければ現状固定化でしかない」と言い切っていました。菅首相もオバマ大統領も国内政治基盤が脆弱で再交渉できる余地は限定されているとはいえ、安全保障を日本国民全体で考えようという大義が聞かれなかったのは残念です。


ただ、観光立国を目指しているというビジョンを力説していた点は共感できました。


いずれにせよ、現職外務大臣を招いての講演会ですから、その実現までの仲間の労苦には敬意を表します。

Posted by 國場幸之助 at 20:30│Comments(0)
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