2017年07月19日

那覇市議選挙を振り返って(その6)

 前回のブログで、エドマンド・バークの
論から「代表」について綴ったのは、
那覇市議選投票率過去最低の数字を
結果を踏まえ、議員は何を代表すべき
なのか?という根源的な問いを、
自分自身再考したかったからです。

 「沖縄の代表として、もっと沖縄の立場を
最大限主張してほしい」という声は、頻繁に
受けます。

 当たり前のことであり、この点は最重要な
政治的立場でなくてはならない。 

 しかし、政治は結果責任が問われますから、
主張した内容を、賛同者を増やし、実現し、
国民や有権者に還元することこそ重要です。

 よって、沖縄の立場をひたすら主張する
だけでは、民主主義の場である議会において
共感されませんので、沖縄の県益が、日本の
国益にも当然深く関係し、沖縄の発展無くして、
我が国の発展はありえないという関係性を、
スローガンでなく、全人格を懸けた対話の中
から、共感によって賛同者を増やし、実現に
向けた行動に転化していかなくては
なりません。

 その為に、大義とか全体とか歴史とか
無私とか鼓舞するとか、つまり、個別利益や
個人的名誉に拘泥されない、未来志向の
大局観や歴史観が不可欠となります。

 今回当選された那覇市議会議員も、地域や
郷友会や支援団体等から様々な要望や期待を
背負って真心の一票を獲得し、議席を得ている
わけですから、最大限、その実現に向けての
取り組みにまい進するのは当然です。

 同時に、那覇市議会議員として、同じ個別
利益の実現を託された議員が共感し、賛同し、
協力者になっていただく為には、利害調整
能力のみならず、あるべき那覇市の理想像を
掲げ、なおかつ、政治の世界では避けられ
ない嫉妬や自己顕示欲を昇華させる人間力も
不可欠です。

 良き政策は、誰が話したのではなく、その
内容こそ問わなければならないといいますが、
現実の政治では、「誰がその政策を主張して
いるのか」により、賛否の空氣が決定される
場面も多々ある究極の人間の営みの世界
でもあります。

 よって、議員は職業でなく、人間の生き様
そのものであり、那覇市議会も、会派結成や
議長選出など重要な局面に移って行きますが、
沖縄の精神の宝である、沖縄の人間の人間力
に溢れた、県都の民主主義の殿堂であって
欲しいと切に願います。

 



 

 

 




Posted by 國場幸之助 at 20:34│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。